企業の経営者様は、常に考え、常に決断をしなくてはいけません。
経営者様の決断や判断が、会社の将来に大きな影響を与えます。
そして、質の高いアウトプットをするためには、インプットが重要です。
今回は、経営者様にお勧めの書籍をご紹介したいと思います。
Table of Contents
経済ってなんだ? 世界一たのしい経済の教科書
日銀の役割は?景気とは?新聞などのニュースで日常的に使用される経済用語について、ちゃんと説明できるでしょうか?
経済について(経済学ではありません)、祖父と孫の会話形式で説明している本です。
小学3年生でも分かるようにというコンセプトであるため、深いところまでの説明はありませんが、その分すぐに読み終えることができます。
読んだ後は、案外知っているつもりだったことも多かったと気づくはずです。
新聞の経済記事やテレビの経済ニュースの理解度は高まると考えられます。
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
高度経済成長期のように、作れば売れて儲かるという時代は過去のものです。
明確な答えがあって、そこを目指せば良い時代ではなくなった現在においては、自らが答えを作り出すことが求められます。
表現手法の一つであるアート(美術)の変遷を通じて、自らが答えを作り出すヒントが得られる本です。
強くてうまい! ローカル飲食チェーン
特定地方においてしっかりと根を張って、独自のポジションを築いている飲食チェーン店を紹介しています。
具体的にやっていることはそれぞれ異なりますが、強さの理由は特定地域に絞った価値提供だという点は共通しています。
これは飲食店以外の事業であっても示唆を得られると考えられます。
オールカラーということもあってか、1,210円(税別)と新書にしてはやや高いのですが、すぐに読むことができて、得られるものも大きいと思われます。
また、話のネタにもなる本です。
ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする
従来の経済学では、人間は経済的合理性に基づいた意思決定をすることが前提になっていました、実際の人間の行動は必ずしも合理的意思決定をしている訳ではありません。
300円と298円とでは、2円しか変わらないのにも関わらず、後者の方がかなり安く感じて後者を選択してしまうといったような、心理学的な要素を取り入れた経済学が行動経済学です。
専門書や学術書ではなく、ビジネスに取り入れるためのヒント集といった内容で、気軽に読めて示唆を得ることができると考えられます。
よくわかるデザイン心理学 人間の行動・心理を考慮した一歩進んだデザインへのヒント
デザイン(視覚から得る刺激)を心理学の見地から分かりやすく書いた本です。
広く、浅く、文庫のうんちく本ライクな内容なのですぐに読めるでしょう。
商品やサービスの開発、店舗づくりにも役立つはずです。
最後に
ピーター・ドラッガーの著書のようなスタンダードなものは、他でも紹介されているのであえて外しました。
また、シリーズものではなく、1冊で完結しているもので、かつすぐに読めるものを中心にご紹介しました。
参考にしていただければ幸いです。