事業者が出展できる数多くの展示会があります。
販路拡大の機会として、出展されたご経験のある企業も多いのではないでしょうか。
しかし、展示会もただ出展したら販路が広がるというものではありません。
せっかく出展しても望んだ成果が得られないような例をご紹介します。
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呼び込みをしない
商品・サービスを売りに行っている訳ですから、黙って人が来るのを待っていてはいけません。
むしろ、出展ブースの前を通る人に対して、積極的にアプローチするぐらいで普通です。
バイヤーに対して取引をしてもらうためのアピールの場ですので、積極的にアピールをしないのであれば、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
話しかけない
ブースの前に立ち止まっている人がいたら当然話しかけなければいけませんが、立ち止まらなくても、こちらを見ていたら積極的に話しかける必要があります。
相手に話しかけてもらうのを待っているなんてナンセンスです。
立ち止まって見ているのに話しかけない、ずっとスタッフ同士で話をしているなんていうことは論外です。
名刺交換をしない
名刺を頂けば後日連絡することも可能になりますが、名刺交換をしなければ、相手がその場を立ち去ったとたんに取引の可能性も終わってしまいます。
価格が高い商品・サービスの場合は即決することも難しいので、バイヤーの方々も帰ってから再度検討することも考えられます。
連絡先が分からなければ相手からの連絡を待つことしかできません。
また、相手の情報を調べたうえで、より確度の高そうな提案をするといったこともできません。
資料を用意しない
飲食物であれば試食・試飲ができるものが多いですが、サービスとなるとそういう訳にはいきません。
商品・サービスに興味を持ってもらい、取引を検討してもらうのに、ただ商品を並べているだけでは不十分です。
帰ってから思い出していただき、検討していただくためには、資料を手渡すぐらいのことはするべきでしょう。
最後に
展示館の規模や種類にもよりますが、公的な出展料の安い展示会の場合は、機会を生かせていない出展者を散見します。
どうすればより多くのバイヤーと接点を持つころができるか、どういう風に接すれば良いか、バイヤーの立場になって考えてみてはいかがでしょうか。
以上、参考になれば幸いです。