学力やIQのように数値化できる能力を認知能力といい、テストで測って数値化できない忍耐力や社会性といった能力を非認知能力といいます。
経営者という立場においても、従業員という立場であっても、ビジネスマンであれば認知能力と非認知能力の両方の能力が求められます。
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非認知能力とは
非認知能力とは、自己認識力、自制心、忍耐力、自己管理能力、モチベーション、対人スキル、創造性といった数値化しにくい能力を指します。
これらの能力は、社会生活を営む上で重要であり、ビジネスにおいても必要とされる能力です。
非認知能力が高いことで、以下のメリットを享受できます。
業務の成果が上がる
非認知能力が高い人は、自己管理能力やモチベーションが高く、困難な課題に対してもも粘り強く取り組みます。
その結果、業務において優れた成果を上げることが多くなります。
良好な人間関係
非認知能力が高い人は、共感力や対人スキルが高くなります。
その結果、良好な人間関係を構築できるようになります。
心理的健康
非認知能力が高い人は、ストレス管理や感情のコントロールに関する能力も高いため、心理的な健康状態が良好です。
これにより、メンタルヘルスへの問題を避けやすくなります。
非認知能力を鍛えるために
非認知能力も訓練や教育によって向上させることが可能です。
目標設定
毎日のルーチンワークでなく、自己成長や業務の成果向上の目標を立て、実行することで、自己管理能力や自制心、忍耐力、モチベーションといった能力の向上が期待できます。
多様な人とのコミュニケーション
異なる背景や価値観を持つ人とのコミュニケーションによって、多様な視点を得ることができます。
それによって、対人スキルやモチベーションの向上につながります。
フィードバック
非認知能力は数値化しづらいため、向上したかどうかが自分自身では分かりづらいです。
そのため、周囲の人たちからフィードバックを得る機会があると、現状の立ち位置が分かりやすくなるため、さらなる能力向上につながります。
最後に
業務を行うにあたって、業務を行うスキルだけがあれば良いという訳ではありません。
環境の変化に対応して、経営者だけでなく、従業員も自主的な行動や考えが求められます。
企業の成長や環境変化への対応には、経営者・従業員全員の能力向上が必要です。
認知能力は言うに及ばず、非認知能力も併せて向上して、変化に時代に対応して成長を図りましょう。
以上、参考になれば幸いです。