2021-10-11
近年はジュースといえばペットボトルや缶に入ったものが主流で、瓶入りのものはほんとんど目にすることがなくなりました。
若い方だと、瓶入りのジュースを見たことがない方もいらっしゃるかもしれません。
さて、瓶入りのジュースをご存知の方にとって、ジュースの瓶(ボトル)と言えば、何のジュースの瓶を思い出されるでしょうか?
思い出されたものがあったとしたら、瓶のデザインが特徴的なものだったのではないでしょうか。
瓶の中でもコカ・コーラの瓶は特徴的です。
もちろん、意図的にそうしたものです。
デザインしたのはアール・R・ディーンというデザイナーで、カカオ豆からヒントを得たといったものや、女優のメイ・ウェストからヒントを得たという説があります。
コカ・コーラがコンペを行った時の課題は「暗闇で触っただけでも、割れたときの破片を見ただけでもそれとわかるデザイン」といったものだったようです。
マーケティングにおいては、パッケージも製品として考えます。
中身さえ良ければということだけではなく、コカ・コーラ社の明確な方向性があってこそ特徴的な瓶が生まれました。
現在においては、瓶のコーラ自体はほとんど見ることはなくなりましたが、容器は変わってもロングセラーは続いています。
ブランドを作った事例としてご紹介いたしました。